茶房 卯さぎ
兼六園の近くに、茶房「卯さぎ」という古い旅館を改装した喫茶店がある。
金沢駅の観光案内所で見た「金沢のカフェ」という本に紹介されていた。 “味噌蔵町の交差点近く・・・築100年の旅館を改装したカフェ・・・ 訪れるお客さんによってカップを選ぶ・・・” この紹介文を見て“もてなし”という言葉が頭をよぎった。 ひがし茶屋街から尾張町界隈に残る洋風建築を写真に撮りながら歩いていると、兼六園下の交差点に着いた。 足の疲労もそろそろと、21世紀美術館の場所を確認するために地図を見ると、そこに“味噌蔵町”の文字を発見した。 茶房「卯さぎ」は看板こそあれ、通りからはほとんど目立たない。 昭和の佇まいの残る小さな和風建築が喫茶店に改装されていた。 オーナーはとても良い人で、僕が大阪から来たことを告げると、とても暖かく迎えてくれた。 店名の「卯さぎ」のこと、旅館時代のことなどをいろいろ教えてもらって、話はコーヒーのことになった。 オーナーは金沢のカフェに詳しく、僕はわくわくしながら、金沢のカフェに思いを巡らした。 この“もてなし”はすばらしいと思った。 一人旅の金沢で“もてなし”こそ心に残る。 ●茶房 卯さぎ 金沢市兼六元町11-37 TEL 076-261-3715 open: 10:30~19:30 close: 日曜 *あとがき* この喫茶店を紹介するのは、僕の金沢の旅の“ひとこま”ということ。 場所や建物の雰囲気はいいのに、喫茶店となると“残念ながら”すべてが未完成で少々センスに欠けていた。 しかしながら、いま思うと“センスのよいおしゃれなカフェ”という勝手な“ものさし”でこの店を評価する方がおかしい。小さな旅館の“もてなし”でこの店を評価するのが正しいのだと思う。 つづく・・
by browns_cafe
| 2009-09-12 20:28
| カフェ/喫茶店
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by browns_cafe
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