mame-ten-cafe
町家で思い出した、ちょこっと芽を吹き始めた“小さなパン屋さん”のお話。
その“小さなパン屋さん”は、近鉄阿部野橋駅から電車で30分、富田林駅から徒歩10分の古い町並みの一角にある。 駅前の観光案内所で地図をもらってぽちぽち歩き始めると、いつしか辺りにすごい町並みが現れる。 ここは江戸時代の町並みが残る「富田林寺内町(じないまち)」という大阪で唯一の歴史的町並みが保存された区域。300年前の町家が今も普段の生活の場として息づいている。 そんなすごい町並みの中に、最近新しいショップが出来始めた。 mame-ten-cafeもその中の一つで、オーナーのTさんはこれまでいろんなイベントでパンを販売してきたが、昨年の秋にこの寺内町で実店舗をオープンした。 古い町家を自分の手でこつこつと改修する姿に、否が応でも期待が高まった。 日中はほとんど人の通らない町の外れながら”この場所で、天然酵母のパン屋さんが出来たら・・”という想像に、僕は実店舗がオープンするのをずっと心待ちにしていた。 格子からパンが並んでいるのが見える。 大和郡山にある豆パン屋アポロさんが目標だという彼女のパンは小振りのかわいいサイズで、棚に並べられたパンはどれも愛おしい表情をしている。 mame-ten-cafeの名前ゆえ、「コーヒー飲めるんですか??」と尋ねてみたら「今は一人で、とてもコーヒーは出せないんです・・・」と申し訳なさそうに返事が返ってきた。 エキゾチックフェイスの魅力的なオーナーは、本当にパンが好きなのだと思った。 お店のオープンは週末に限られる。 まだまだ、口コミ+イベント中心のパン屋さんだが、着実に彼女のパンはファンを増やしていると思う。 先週末にパンを買いにいったら、 「リシェの取材があるみたいです・・」と教えてもらった。 情報が先行するのは良くないが、この店が長く続いて欲しいと願う僕としては、この機会に多くの人にここのパンとステキなオーナーに出会って欲しいと思った。 こういうストーリーは何につけ“元気の素”になる。 ガンバレ!mame-ten-cafe!! みなさんも是非! ● mame-ten-café / まめてんカフェ 富田林市富田林町17-45 open:水曜日〜日曜日(pm:12-17) http://blog.goo.ne.jp/mame-ten-cafe
by browns_cafe
| 2011-02-06 19:44
| 美味しいもの/店
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