横浜中華街の北京
いまや横浜観光の目玉になっている中華街。 バラの美しい港の見える丘公園と山下公園にはさまれた絶好の場所にある「横浜中華街」はいつ行ってもすごい人並みで賑わっている。 お腹の空いた時間にイメージする中華街は本当に魅力にあふれている。 でも、「いざ、この店へ!」となるとなかなか決められないことが多く、店選びが苦痛になってしまうことさえある。 結局、期待と挫折の狭間で中途半端な店で妥協してしまうことはよくある話である。 そんな僕の経験の中で、ここはというお店を発見した。 北京は、香港路を入った路地にあり、まず穴場感がぼく好み。 ランチの時は迷わずここに行くことにしている。 オススメは肉団子と油淋鶏。 ご飯とデザートがついて休日のランチが950円で食べられる。 肉団子はふわふわで、何度食べても飽きない。 大将に「どうしてあんなにふわふわなんですか?」とたずねたことがあるが、「普通に作っているだけですよ」といたってクールな返事が返ってきた。 油淋鶏は僕に中ではイチオシの逸品 シャキシャキのレタスの上に油で揚げたジューシーな鶏肉が乗せられ、生姜たっぷりのタレが食欲をそそる。 相方は、これに10年ものの紹興酒をあわせるのが定番となっている。 焼き餃子ももっちりしていて、5個600円で何個でも追加して注文することができる。 他にも有名店は星の数ほどあるが、餃子にしても小龍包にしても期待が大きい分、食べた時の感動が薄いことが多いが、北京の餃子は、料理としてしっかり調理されていて、もちもちした皮とお汁たっぷりの餡のバランスがたまらない。 ラー油をぐっと効かしたタレつけて、冷たいビールで流し込むあの感じが味わえる。 あんまり美味しいので、一度女将さんに「ほんま美味しかったですわ。」とお礼をいったら、女将さんの笑顔が返ってきた。 あれこれ聞きたがる胡散臭い僕にも気持ちよく対応してくださり、いろいろ話を伺うことができた。 実は「北京」、昔からある店ではなく、以前は西新宿で営業をされていたとのこと。 ここに移ったいきさつなどを聞かせていただいた。 西新宿時代には雑誌の取材を受けられていて、店の前に女将さんのインタビュー記事が貼ってあった。なるほど一本筋の通った女将さんとお見受けした。 帰り際、僕が大阪から来たことを告げると「大阪の人はええやろ、私は大阪の人と気が合うねん。」とテンション上がること、上がること。 女将さんもよほど気分が良かったのだろう、親切に中華街の美味しいお店まで教えていただいた。 中華菓子はここ、調味料はここ、食材はここ、と。 さすがにプロのオススメの店はどこも素晴らしかった。 観光客から、地元民になったような気がした。 女将さん手書きの地図は僕の宝物になっている。 有名店の高級料理や行列のできる○○とは全く違うが、横浜の名所を巡ってちょっとランチでもという向きにはホントにいい店だと思う。 この店を楽しむコツは、女将さんのテンポに合わせて美味しいものを美味しくたべること。 決してちまちま食べたり、おしゃべりは必要以上にしないこと。 いいお客さんにはひたすら優しいし、スープや杏仁豆腐をサービスしてくれることっだって。 僕は大好きです。(笑)
by browns_cafe
| 2015-03-15 12:27
| 美味しいもの/店
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by browns_cafe
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