昭和の喫茶店のこと
最近、このブログでも「昭和喫茶の閉店」に対するコメントが増えています。
昭和の喫茶店には、人それぞれにその時その時の想い出が刻まれているのでしょうね... 四条木屋町の“宵待ちカフェ”として人気のあった「みゅーず」が昨年5月に閉店して早一年が経ちます。昨年末に前を通りかかったら、焼肉屋に改装されていました。 新宿歌舞伎町の「スカラ座」は大阪ラーメンの「神座」に売却され、有楽町駅前の「純喫茶日比谷」は、商業ビルに立て替えられてしまいました。元町の「コットン」や北白川の「ホワイトハウス」と、ここ数年の間に多くの老舗喫茶が長い歴史に幕を下ろしました。これでは連鎖反応的に古い喫茶店が淘汰されてしまうのではないかと気が気ではありません。 ぼくが好きな旧い喫茶店は老夫婦で経営されていることがほとんどです。常盤新平氏の「東京の小さな喫茶店」でも、市井の老夫婦が経営する喫茶店が描かれています。 後継ぎがおられればいいですが、一代で店を閉められるのは何ともいえない残念さを感じます。 東京喫茶でぼくが一番好きな西神田のエリカが一時的に店を閉めているということを知りました。マスターが亡くなられたそうです。そのうち再開するという話ですが、あの重厚な雰囲気とあのコーヒーの味が保たれるという保証はありません。 一時の感傷に浸っていても...みたいな批判はあるかもしれませんが、ぼくにはあの時間の止まった空間がひたすらかけがえのないものに思えてしようがないのです。無くなって絶対再現できないものが、昭和喫茶ではないかと感じています。 カフェブームがひと段落して、今また昭和喫茶への想いが募る日々です。 *ここ数年で店を閉めた昭和喫茶* 東京 国立 ジュピター 中野 クラシック 新宿 スカラ座 日比谷 純喫茶日比谷 神保町 李白(移転) 神保町 エリカ(不明??) 京都 北白川 ホワイトハウス 木屋町 みゅーず 神戸 元町 コットン 元町 百々船 大阪 南田辺 マンボ 杉本町 夏爐 *閉店があやぶまれる昭和喫茶* 祇園たんぽぽ *後継ぎが頑張っておられる昭和喫茶* 京都室町 ユニオン 神戸新開地 エデン 2007.4.19 ランチタイムに
by browns_cafe
| 2007-04-19 12:38
| 雑記/misc.
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