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カフェ 百花 / cafe moka
カフェの名前にはかなりのこだわりのある方なのだけれど、中でも大好きなカフェの名前がここ“百花(モカ)”。字面といい、響きといい、すっかりハマってしまった。日本人が感じる漢字のイメージと美味しいコーヒーのイメージの両方を備えた素晴らしネーミングだと思う。

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百花は、JR茨木駅を少し南に下がった住宅地の一角にある。駅前とは思えない静かな環境に建つ築100年の民家がカフェ&ギャラリーになっていて、この店のオーナーが経営する建築事務所によってリノベーションされた。

玄関はちょっとしたイベントスペースにようになっているが、民家の設えゆえ靴のまま入るのは少々戸惑うかもしれない。しかしそんな心配も何のその、目の前に見えるアーティスティックな雰囲気に一気に気分が高まってくる。カフェブースとギャラリーブースの境となる漆喰壁に、さりげに書かれた「la galerie」「 百 Cafe 花」のサインが好ましい。


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カフェはオープンテラスを備えた10畳くらいの広さで、太い松の根太天井がとても印象的。一間(2m)ほど開け放たれた部分から見えるギャラリーの暖色系の灯りとガラス障子から望む庭の対比の美しさは日本建築ならではのものだと思う。

この日は午前中の早い時間だったため、客はぼく一人。贅沢に壁際のソファー席に座ることにした。壁には緑が鮮やかなタペストリー、その横には足が長くシェードに細かいプリーツのあるランプスタンドと、ミッドセンチュリーなインテリアがこの店のコンセプトのような気がした。濃い焦げ茶色のファブリックの椅子や厨房周りの設えも奇をてらうことのない調和のとれた素晴らしデザインだと思う。


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メニューはしっかりしていて、紅茶の銘柄やスイーツもかなりの充実ぶり。夜は食事やお酒もいけるとのこと。こんなカフェを使える茨木の人がうらやましい。

とりあえずブランチ代わりにホットサンドとコーヒーを注文した。
コーヒーは一杯ずつ豆を挽いてドリップする本格的なスタイルで、角の取れたほどよい苦みのぼく好みの美味しいものだった。ホットサンドもブランチには最適で、他のメニューもレベルはきっちり維持されているという印象を受けた。

BGMはこれまたミッドなマッキントッシュのMC-2501。ジャズを中心にアコースティックな選曲にも注目したい。それにしてもマッキントッシュアンプの青いインジケータがなんと美しいことか...

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そういえば、照明はカフェお決まりのミニ・ハロゲンなのだけれど、天井のトーンがグッと暗いためまるでハロゲン球が星の瞬きのようにみえて何とも美しい。センスの悪いカフェの一点豪華仕様のインテリアはホント辟易なのだけれど、シンプルでセンスのいいインテリアは全く飽きがこないことを改めて実感した。ホントに良い感じ!


またまた、町家カフェのレポとなったが、前述のルポ・デ・ミディとは全く正反対なカフェのスタイルがここにはあると思う。是非お試しあれ...オススメです。


●カフェ 百花 
茨木市駅前1-8-28  TEL:072-621-6953
  open: 日~木11:00-20:00 (金・土/祝前日1は23:00まで)
  close: 水曜日(祝日の場合は営業)


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by browns_cafe | 2008-06-29 00:22 | カフェ/喫茶店 | Comments(12)
Commented by わた at 2008-06-29 11:54 x
今回は緊張感ただようカフェですね。
元の家屋のイメージをおそらく十分に保って改装された感じで、好感持てますね。
実質、マンションでも50年持つかどうか分からないし、改めて木造家屋のしなやかさを感じた次第です。
ちゃありぃさんのカフェレポートはほんとに素晴らしくて、「うー」とうなるばかりです。実際に行くよりも読んでるほうが幸せなんじゃないかと思ったりして。。。
Commented by yokozuki at 2008-06-29 14:13 x
こんにちは、ちゃありぃさん。

ここもいい感じのカフェですね~! ツボです。

私の懇意にしている名古屋のカフェのご夫妻、クリスマスに女の子が誕生しましたが、名前は「もか」と命名したそうです。

このコンテンツを読んで、思い出しました。
Commented by kuronekoyuya at 2008-06-30 02:41
ちゃありぃさん、こんばんわ!
おぉぉぉ〜!おでの大好きな古民家カフェ、それもものすごい本格派
すべてにオーセンティックなお店ですね
行ってみたい〜
しかしレポートがすばらしいですよ〜、実際に行くよりも読んでるほうが幸せかも・・・
まったく、おでは「わたさん」に100%同感ですぅ〜
Commented by ちゃありぃ@mac好き at 2008-06-30 21:24 x
>わたさん
元の建物が上質だったこともありますが、玄関周りは天井を張らず梁を見せるなど、日本建築としてしっかり修復されていましたね。ギャラリー部分のガラス障子も古い手吹きガラスが使われていてとっても趣のある素敵な空間になっています。
>実際に行くよりも読んでるほうが・・・
実はこのカフェ、3回ほど行ったことがあるのですが、この日はたまたまmacbookをもっていたので、その場で記事を書いてしまいました。だからよりリアルに書けたかもしれませんね。
Commented by ちゃありぃ@モカ好き! at 2008-06-30 21:33 x
鞍馬通のPrangipaniのコンセプトに近いものがあるので、yokozukiさんもたぶんお気に召すと思いますよ。

“もかちゃん”って可愛い名前ですよね。
ちなみに知り合いのアスリート夫妻の子供さんは「蘭菜(らんな)ちゃん」、京大で海洋学を研究している友達の娘さんは、「さんごちゃん」といいます。(笑)
Commented by ちゃありぃ@夢見るカフェ人 at 2008-06-30 21:51 x
おでさん!ハッロー!
おでさんは歴史的建造物にも造詣がお有りなんですね。
ブログ覗いちゃいましたよ。(笑)
日本建築もいいけど、次回はおでさん好みの洋風建築カフェっていうのもレポてみたいですね。

>実際に行くよりも読んでるほうが幸せ・・
幸せに感じていただけるなんてとってもシアワセですが、現実よりよく描写しているのなら、少々マズイかもしれません。ぼくは思い入れが結構強いので、掲載しているカフェの善し悪しは是非冷静にご判断くださいませね。(笑)
Commented by P-のり at 2008-07-01 00:32 x
ちゃありぃさん、お久しぶりです。相変わらずお忙しそうですね!

百花、良い意味で建築家のイマジネーションが100%具現化されたカフェですよね。
建物もインテリアの設えも調度品も照明もオーディオも音楽も食器にいたるまで、コンセプトに対して徹底感というか、統一感というか、ひとつ貫かれています。
ひとつとしてコンセプトに違うものがないというのも、見てて気持ちが良いという好例でしょうね。
P-のりも、だいぶ以前から一度伺いたいと思っていて、去年やっと訪れたときは、感動しました。本当に茨木の人が羨ましいです。
Commented by P-のり at 2008-07-01 00:35 x
追記で恐縮なのですが・・・
ちゃありぃさん、美術家「小山田徹」さんをご存知ですか?
P-のりは、最近たまたま出町のヴォイスギャラリーで彼の企画展に出くわしたのです(たまたまご本人がいらして、スゴイ方とは知らず色々会話をさせて楽しかった)。
後で知ったのですが、「バザールカフェ」や古川町の「六花」、六道の「柴洋」、出町の「カフェ工船」などは、すべて彼が設計に携わったそうで…。いずれのカフェもコンセプトがP-のり好みの店だったので、驚いたんです。小山田氏の今後に要注意だと思いません?
因みに、今月号のLマガに彼の記事が出ていて、天神さんのオオヤさんの「屋台」が小山田氏の作だと知ってまたまた驚いている、今日この頃です。
Commented by ちゃありぃ at 2008-07-01 18:36 x
さすがはP-のりさん!
百花はP-のりさんのおっしゃるとおり、建物、インテリア、調度品、食器、メニューに至るまで、一つのコンセプトに基づく統一感がありますよね。まったく同感です。

「バザールカフェ」、「六花」、「柴洋」、「カフェ工船」も、偶然に近いかたちで巡りあったり、地元情報で教えていただいた喫茶店ですが、すべて小山田徹さんがかかわっておられたのですね。
小山田徹さんについて、詳しいことは知りませんが、L-マガに載っているなら是非買って読んでみたいと思います。確か、今月は「カフェ特集」でしたよね。
ここんとこ、街情報に疎い生活が続いていますが、P-のりさんのコメントを読んでハッとしました。
カフェ好きにとってカフェの企業家とコミュニケートできるのはホント楽しいことだですよね。
ぼくも久々にカフェを巡ってはしゃいでみようかなっ!(笑)
また、いろいろ教えてくださいね。ではでは~
Commented by P-のり at 2008-07-08 01:49 x
ちゃぁりぃさん、素晴らしい喫茶店に行ってまいりました。
ここ数年の中で、抜群のヒットです。
実は、ぽんさんの日記で教えていただいたのですが、
ぽんさんから、絶対P-のり好みだと太鼓判を押されつつ、
行ってみましたら、想像以上に居心地の良い店でした。

すでにご存知かも知れませんが、ひとことお伝えしたくて
書きこませていただきました。P-のりの日記にも
記事をカキカキしましたので、ぜひご覧下さいませ。

河原町方面にお越しの際は、ぜひぜひお立ちより下さい~~!

そうそう、↓枚方公園のルポ・デ・ミディもスゴク良さそうですね。
sewingも全然行けてないし、久々に枚方詣で行きたいなあ。
それにしても、ao ba ba閉店してしまったようで、残念です!(TT)
Commented by P-のり at 2008-07-08 01:52 x
度々、ごめんなさい。先程の素晴らしい喫茶店の店名をいい忘れました(汗)。

その名は、「ELEPHANT FACTORY COFFEE」です。

名前からしてワクワクしませんか?

因みに、L-マガ8月号カフェ特集にも記事載ってます。23頁です。
Commented by ちゃありぃ at 2008-07-09 23:43 x
P-のりさんの気合の入ったレポ!拝見しましたよ。
ぽんさんもP-のりさんもオススメ...しかも抜群のヒットとなればもう大変ですね。(
笑)
elfant factoryさんは、meetsのコーヒー特集で初めて知りました。
その時はコーヒーブームに乗ったゆるい実験カフェ??って感じの印象を持ちましたが
お話から想像するにかなりこだわりのある本格的なコーヒーを出されているみたいですね

場所といいかなりそそられます。
P-のりさんやぽんさんの京都密着のリアルタイムな情報が熱いですね。(笑)
ありがとうございました。
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