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TRACTION book cafe / トラクション・ブックカフェ
ぼくのごく親しい知り合いの中にいつかは古本屋を開きたいと思っている人が2人もいる。正確には3人で、すでに大阪の下町で古本屋を始めてしまった。
すごい確率だと思う。本というのはそんなに魅力があるのか・・・しかも古本。
ぼく自身、普段本はそんなに読まないのに、写真集などをアート系の古書専門店で衝動買したりする。確かに本には読む・見るという行為以上に好きな本に囲まれて生活したいという不思議な引力が存在するに違いない。



京都三条通を一本下った六角通にぼくの好きなブック・カフェがある。ビルの前にぽつんと立てかけられた“読書する人”がシルエットになった看板が目印。プラネシアというリニューアルビルの狭い階段を上がった3階がカフェの入り口になっている。

ドアを開けるとブック・カフェの名の通り、背の高い書棚があり、音楽や映画、デザインなどのカルチャー系の本や雑誌が並んでいるのが目に止まる。風の旅人、ブルータス、Pen、Figaro・・・といった見慣れた雑誌のバックナンバーも見える。



店内は横に長いというか、奥に長い京都の間取りをビルにしたような形態で、六角通側がカフェ・スペースになっている。
ダークブルーのフロアカーペットにスチールパイプを台形に曲げて足にしたシンプルなデザインの椅子、低めのテーブルがこの店のまったりした雰囲気とよく合っている。照明はやや暗めで、大きなガラス窓から差し込む光が、午後のまどろんだ雰囲気を演出していて、ちょっとドラマな気分がいい。

カフェブームの頃に流行ったデザイナーズカフェは居心地が悪かったが、この店のコンセプトにもなっている”好きなものだけを集めた“というさりげな感じが僕は好きだ。天井からつり下げられたモビールやちょっとしたオブジェなど、邪魔しない程度のアートも好ましい。白い壁の床近くに見えるネコのイラストもなかなか気が利いている。




ぼくがここへ来るのは昼時を少し過ぎた頃が多い。ランチメニューも好評のようで、日替わりのサンドイッチを注文して、2時間以上もぐらぐらしていたことがある。夕方からは15種類以上もあるパスタ・メニューやアルコールも用意される。キッチンも本格的で、女性が忙しそうに切り盛りしているのが見えた。

この店に特にこれと行った売りがあるわけではない。たぶん3階という空間がこの店のイメージを決定づけているのだと思う。普段、ビル中のカフェはあまり利用しないが、三条通りから一本南に下った、このくらいの位置関係で、のんびりくつろげるスペースは貴重だと思う。
ちょこっと足を運んで、ちょこっと雑誌を読みながら、お茶を飲むといった使い方に、このカフェの存在はこの上もない。


●TRACTION book cafe
/ トラクション・ブック・カフェ
  京都市中京区六角通高倉東入堀之上町129プラネシア六角高倉

  TEL 075-231-6895

  OPEN :11:30~24:00
  CLOSE :木曜日(祝日の場合は営業)




by browns_cafe | 2008-07-13 14:56 | カフェ/喫茶店
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  管理人ちゃありぃ

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