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カテゴリ:美味しいもの/店( 36 )
東風のいちじくパン
出町柳から叡電でゴトゴト3駅。一乗寺駅の近くにぼくのお気に入りのパン屋さん『東風(こち)』がある。
ここでパンを買う楽しみは、お目当てのいちじくパン店長山岸さんの素敵な笑顔に出会えること。初めて行った頃は、職人風の風貌でそれはそれで魅力的であったが、最近は取材の影響か、とてもおしゃれな雰囲気になってこられたような気がする。ショートヘヤーにボーダー柄のカットソーがとてもよく似合うステキな女性である。


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ここのパンはどれも天然酵母が使われていて、焼き上がりの姿が美しい。
いちじくパンは一個500円。ドライフルーツの甘みとしっかりしたパン生地が最高に美味しい。そのままスライスして食べても、少し焼いても、チーズを挟んでも、何を塗っても、とにかく美味い。

3時を回ると売り切れるので、京都に着いたら電話しておくのもよし。「いちじくパンを入れて、適当に1000円くらい取り置きしておいてください。」とお願いすると、その日の京都は機嫌がいい。



●東風
  京都市左京区一乗寺払殿町12-17 TEL075-722-7855
  open 10:30~19:00 (日曜は18:00)
  close 月・火曜


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by browns_cafe | 2007-10-21 00:17 | 美味しいもの/店 | Comments(13)
爆裂ランチ 2
この夏の暑さで食欲が減退していたと思ったら、秋になって一気に食欲が出てきた。
ウエイトコントロールは決して楽な方ではないが、仕事が激化してくると、体に悪そうなモノが無性に食べたくなってくる。
そんな殺気立ったぼくの胃袋を満たしてくれるのは、何と言っても出来たてあつあつの洋食!!
最近のグルメブームで洋食は高級品になってしまったが、本来、洋食はがっつりいかないと食べた気がしない。お皿に盛ったライスではなく、丼ぶりの白飯。メインが無くなっても、付け合せのキャベツにソースに絡ませて、メインの余韻に浸りながら食べる白いご飯は最高に美味しい。〆はお漬物で決まり。これでぼくの洋食は完結する。

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前置きが長くなったが、こんな気分の中、数ある洋食の中で足を運ぶことになるのが、空堀商店街の入り口近くにある「もなみ」である。売り切れ御免の人気店で、テレビや雑誌でご存知の方も多いと思う。
イチオシのハンバーグランチはエビフライ2尾にオニオンスープ、ご飯がついて850円。メインのハンバーグは神戸牛を使っていて、直径が15cmほどもあるビッグサイズ。ソースも醤油ベースの自家製で肉の旨みをしっかり引き出している。パサつかないのに、口の中でふわっと解ける肉のしまり具合も最高に美味しい。

昼時には店の前に行列ができ、1時過ぎには売り切れることもあるのでご注意を。他にもエビフライを一口カツに替えた一口カツランチ、神戸牛をサイコロステーキにしたステーキランチもあり。こちらもオススメです。

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(追記)
この店、以前は神戸で営業していたとのこと。そんな関係で神戸牛が安く手に入るらしい。眉毛の濃いシェフは少々とっつきにくそうに見えるが、客に美味しい料理を出すという使命感に燃える職人肌のとってもよい人。シェフの人柄と絶品洋食に惚れてお忍びで通う芸能人も多いのだとか...


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 ●洋食の店 もなみ
   大阪市中央区谷町6-3-14  TEL06-6763-1129
   open 11:30~13:45 17:30~22:00(LO)
   close 月曜日
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by browns_cafe | 2007-10-11 22:38 | 美味しいもの/店 | Comments(0)
イスズベーカリーのハード山食
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クロワッサンが、カフェオレのイメージなのに対して、ブラックコーヒーとなると、バターたっぷりのトーストにつきる。
老舗の喫茶店にはどこも美味しいトーストが用意してあって、喫茶店好きにはたまらない。
『トースターはサンヨー製、バターは雪印の無塩バター』と長い間そのレシピを変えない店や耳は残すとねずみが噛んだみたいで汚らしいという理由でカットして出す店など、それぞれ個性があって楽しい。

そんなコーヒーと相性のいい最高のトーストと断言できるのが、神戸元町にあるイスズベーカリーのハード山食である。
トーストすると表面がパリっと焼きあがるのが、このハード山食を最高のトーストと断言する理由なのだけれど、小麦のいい香りと内部のふんわり感には、いまどきの高級食パンもかなわない何かがある。厚切りもいいが、できるだけ薄くスライスしてトーストする方が、パリッと感が強調されて美味しい。

元町でハード山食を買って、家まで待ちきれない人は、元町ショッピングセンター入り口近くのエビアンでイスズベーカリー製シルバー角食のトーストが楽しめる。エビアンブレンドのコーヒー280円にトースト120円を頼んでもたったの400円!!!さすがは元町!美味い~!!

イスズベーカリー元町店
  神戸市中央区元町通1丁目11-18   TEL 078-393-4180
  time 8:00~21:00   *三宮界隈に4店舗あり



07.10.8 更新


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昨日エビアンの前を通ったら、コーヒーが300円に値上がりしてました。エビアンのHPの表示価格は、まだ280円なのに...
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by browns_cafe | 2007-10-06 17:17 | 美味しいもの/店 | Comments(12)
秋篠の森
ラッキーガーデンの帰りに立ち寄ったのが、くるみの木のオーナー石村由紀子さんがプロデュースした“秋篠の森”。
レストランとゲストハウスがドッキングしたオーベルジュスタイルの施設で、ギャラリーと散策のできる広葉樹の庭が隣接する。
くるみの木もそうだが、ノワ・ラスールなず菜月草と名付けられた3つの施設もずっとこの場所にあったような自然な存在感が石村さんのすごいところだと思う。

今回はどの施設も未体験なので、写真のみ貼り付け。次回は結婚記念日あたりを狙って相方を秋のディナーにエスコートするもの素敵かも...(笑)



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●秋篠の森  akishino no mori
   奈良市中山町1543  TEL 0742-52-8560 (要予約)
   lunch 11am-12:30pm 1-2:30pm dinner 7-9pm 火・第3水曜休 
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by browns_cafe | 2007-09-29 11:05 | 美味しいもの/店 | Comments(9)
Lucky Garden / ラッキーガーデン
9月になってもこの暑さ。
少しでも涼しげな記事をアップしようと、撮りためた写真を整理していたら、生駒にあるラッキーガーデンの写真が出てきた。
ラッキーガーデンは大阪から奈良に繋がる暗がり峠を奈良側に抜けた生駒山の中腹に位置するエスニック・レストランである。
以前、雑誌に紹介されていたのが何となく記憶にあって、梅雨明けの7月半ばに虎キチのきぃちゃんとおじさんのアイドルふっこちゃんの3人で出かけた時の写真である。

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車のナビに電話番号をセットして阪奈道路の生駒ICで降りると、ゆるやかな丘陵地と新興の住宅地が広がる。川沿いの道をしばらく走って山側に折れると、くねくねと急な坂道が続く。対向車も多いので、初めての運転はかなり神経を使う場面である。
ようよう見晴らしのよい斜面まで上がると、道沿いに「ラッキーガーデン」の看板を発見した。

車を止めて看板のある階段を下りると、平屋の建物の奥に生駒の市街地を見下ろす眺望豊かなテラス席が見えた。大きな桜の枝が涼しげな木陰を演出し、テラスを吹き抜ける風が何とも心地いい。

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予約の時間には30分ほど早かったが、店の人にお願いして、店内を見せてもらうことにした。車から見たときは何も見えなかったが、テラスからガーデンにかけて、いくつかのテーブルがあり、大勢の人が来ているのに驚いた。生駒駅からタクシーで10分ぐらいの距離なので女性のお客さんが多い。

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食事には少々早いと思っていたら、店の人に「鬼工房に行かれたらどうですか?」と勧められた。鬼工房はラッキーガーデンから車で5分ぐらいのところにある陶芸工房で、陶芸体験や作品を買うことができる施設である。

さっそく車を走らせたがこの日は生憎の休業日で、仕方なく外観からの見学となった。
道路からは急な山道を歩いて行くことになるが、道すがら『山羊がいます。』の看板を発見。どうやら工房に山羊がいて、営業日には放し飼いにしているらしい。
たどり着いた鬼工房は“山奥の隠れ家”そのもので、木々や石ころまで風景共々を作品にしてしまうような自然と共生した工房であった。工房には入ることはできなかったが、静かな山中で、しばしアートな瞑想時間が楽しい。

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ラッキーガーデンにもどると、散々迷ったあげく窓を開け放った屋内に席をとった。
メニューはコース料理のみで、1600円から2500円ぐらい。スリランカ人のシェフが作るカレー料理が定番らしい。
スリランカのビールに見た目も美しい前菜から食後のチャイまで、すっかりくつろぐことができた。梅雨明けの暑い時期にもかかわらず、あたりを吹き抜ける風のなんと心地いいことか。テラスやガーデン席の人たちも思い思いに楽しんでいる姿がほほえましく映る。

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帰り際店に人に「素敵なところですね。」とお礼をいうと、「次回は是非、夜にいらしてください。」と勧められた。周囲に灯りのない山間のレストランで、生駒の夜景を見ながらワイン&ディナーがいただけるそうだ。桜の季節は一年前に予約でいっぱいになるらしい。

決して値段が高い訳ではなく、ほんの少し足を伸ばすだけで、こんなに楽しめるラッキーガーデンは、いまや本当の贅沢になっているのかもしれない。




●森のレストラン ラッキーガーデン  
  生駒市鬼取町168番地  TEL 0743-77-7936
  営業時間: 10:00〜22:00  月曜休

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by browns_cafe | 2007-09-24 15:08 | 美味しいもの/店 | Comments(10)
蕎麦 やまなか
大阪南のターミナル、天王寺から地下鉄で一駅。阿倍野区昭和町はその名のとおり昭和の風情を色濃く残す街である。
近年、築50年を過ぎた建物を対象に国の登録文化財制度が始まり、この昭和町の長屋建築が全国でも初めてその指定を受けた。指定を機に長屋は全面改修され、和風の雰囲気を活かしたレストランが数件入居する人気のエリアとして賑わっている。
蕎麦 やまなか」は、その一角に隣接する邸宅内の蔵を改装した蕎麦処である。


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あびこ筋を西に入ると、路地裏風に石畳が整備されていて、なかなかの雰囲気。妻入りの蔵に暖簾を掲げた「やまなか」はすぐに見つかった。
表に立て掛けられた「十割蕎麦」の看板を確認して、ガラス戸から中を覗くとちょっとした小料理屋のように見える。中に入ると、右手に厨房があり、向かい合うように5人ほどが掛けられるカウンター席が見えた。

昼時であったが幸い席が一つ空いていたので、早速その場所に滑り込んだ。メニューを見ると、蕎麦をメインに惣菜を一緒に食べるというスタイルになっていた。周りの棚には地酒がずらりと並んでいるので、夜は地酒と和風料理の店として営業されているようである。

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お昼にはランチセットというのが用意されていて、3品ほどのおかずと丸いおにぎりのお盆に、ハーフサイズの盛り蕎麦が付いてくる。これで850円。蕎麦を大盛りにすると+300円、デザート+150円と方式になっている。盛り蕎麦の単品や鴨汁の定番メニューもあるが、このランチセットは何とも魅力的。

この日は、揚げ出し豆腐、豆と白身魚の煮物、和風サラダ、佃煮と五穀米のおにぎりがセットになっていた。味や食感もよく黒いお盆に色とりどりの小鉢が見た目も美しい。

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蕎麦は頃合いを見計らって茹で揚げられる。厨房とカウンターは1mほどしか離れていないので、蕎麦の茹で上がりや湯切りがライブで見られるのもこの店の特徴かもしれない。蕎麦は、大ぶりの器に盛られ、量的にもボリューム感がある。十割蕎麦ゆえ、歯ごたえがしっかりしていて、濃い目のつけ汁との相性も良かった。ろあんより喉越しがよく、いもせより歯ごたえがあるといった印象。つけ汁は、和風料理の影響か、ほのかに甘みがあって鰹以外の旨味が加えてあるような気がした。

e0113246_15133982.jpg〆の蕎麦湯は、塗りの片口で出てきた。とろとろの濃厚なもので、茹汁ではなく、別に蕎麦湯として用意しているのだとか。わさびを多めに入れた汁に混ぜると、ポタージュスープのような一品料理になる。


食後に少し話をさせていただいたが、店主は気さくな大阪のねえちゃんという感じで、和食への情熱を感じるとても素敵な方である。若い男性の一人客も多く「久しぶり、どうしてんの??」というフレンドリーなノリも蕎麦屋としては新しいタイプなのかもしれない。

“女性が打つ蕎麦”といった紹介がされているようなだが、決してそれだけではない“新鮮な魅力”がこの店にはあると思う。カフェで手料理が出されるようになった頃の、わくわくするような期待を感じる店である。



● 蕎麦 やまなか
   大阪市阿倍野区阪南町1-50-23 TEL 06-6622-8061
   11:30-14:30(L.O.14:00) 17:30-21:30(L.O.21:00)
   火曜日定休



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by browns_cafe | 2007-09-22 15:22 | 美味しいもの/店 | Comments(4)
ろあん鮎美
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目が覚めたら気温はすでに30度。絶好の蕎麦日和??に誘われて、以前から気になっていた西区の「ろあん鮎美」に出かけた。

ネットで電話番号を検索し、予約の電話を入れると「はい、ろあんです。」という若い女性の声。「6席しかないので12時はもう一杯です。1時ずぎなら・・・」ということで、午後1時の予約となった。
場所は千代崎という住所になっていた。千代崎といえば、地下鉄九条駅のすぐ東にあり、シネ・ヌーヴォやカフェ47、松島の遊郭街にも近く、かなりディープな大阪を味わえる場所である。

JR大正駅から木津川を渡り、京セラドームを超えた公園前の何の変哲もない通りに「ろあん鮎美」はあった。新しいビルの一階で前面を遮光してあるため、通りからは全く蕎麦屋であることがわからない。表の小さな看板が唯一の目印で、一見ではではまず見つけることは難しいと思う。

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オフィス風のドアを開けると数人の客が見えた。靴を脱いで、カフェのようなテーブルにつくと、お茶、揚げ蕎麦、箸、おしぼりを並べたお盆が運ばれてきた。
蕎麦は一種類で、盛り蕎麦のみ。蕎麦がき、鴨汁などの単品ものが数品と、御代り蕎麦、日本酒などが和紙のお品書に書かれていた。とりあえず盛り蕎麦を注文し、気になる鴨汁もお願いした。

少しすると、焼き茄子の小鉢が運ばれてきた。冷たく煮びたした茄子にミョウガの風味が美味しかった。これは蕎麦を注文すると出てくる“お通し”のようなものらしい。

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しばらくして、盛り蕎麦と鴨汁が登場。
蕎麦は高杯型の竹ざるに盛られていた。つけ汁とおろしわさびだけのシンプルな組み合わせながら、薬味がつらつら並ぶより説得力がある。

汁はかつお出汁がしっかり効いたもので、香りがとてもいい。蕎麦は、つなぎをほとんど使っていないような感じで、歯ごたえがしっかりしていた。どちらかと言うとのど越しのいい蕎麦というより、蕎麦本来を味を味わうタイプなのかも知れない。

e0113246_17485370.jpg鴨汁は、焼ねぎが香ばしく、鴨の強い味に負けない濃厚な出汁で、黒七味の刺激が抜群に食欲をそそる逸品であった。つみれのほぐれ具合もよく、盛り蕎麦とは全然違う味わいが楽しめる。

〆の蕎麦湯もさらっとしていて、かつお出汁とよく合う。
鴨汁は汁物として飲むには濃すぎるかと思っていたが、蕎麦湯で一気にマイルドになり、結局両方とも完食してしまった。
食後の蕎麦茶も抜群で、このあたりは本家ろあんの食材選びが影響しているに違いない。

お金を払って、鮎美さんにお礼をいうと、源治名風に「鮎美」と書いた名刺をいただいた。そのイラストを見てびっくり!オーナーの鮎美さんそっくりの似顔絵が何ともいい感じなのである。

蕎麦そのものは、僕好みではなかったが、小鉢やつけ汁、鴨汁は絶品だったので、ぜひこれからも折をみて足を運んでみたいと思う。

帰り際、店の外まで見送っていただいてちょっと緊張したが、鮎美さんの人柄や懐の深さが感じられて、いっぺんにファンになってしまった。
こんなコミュニケーションが出来るのも、蕎麦ならではのいいところだと思う。


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 ●ろあん鮎美
   大阪市西区千代崎2-22-16   TEL 090-3896-9829
   12:00~15:00、18:00~20:00
   定休日/金・土・日
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by browns_cafe | 2007-08-17 18:07 | 美味しいもの/店 | Comments(4)
蕎麦切 いもせ
蕎麦が無性に食べたくなって玉造の”いもせ”へ行く。
少し前に届いた「大阪人」最新号の玉造特集で発見し、その魅力的な写真が気になっていた。

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お盆前の暑い土曜日。カメラを斜め掛けしてJR玉造駅を出ると、正午の厳しい日差しが怖いくらいアスファルトを照り返していた。地図をメモした手帳も汗で湿った感じで、蕎麦への期待とこの酷暑の中で外出したことへの後悔が複雑に入り混じる。

玉造は高校時代を過ごしたところで、ぼくにとっては少々甘酸っぱい記憶が染付いた街である。
大きな交差点を北に上がると上町台地の坂が大阪城に向かって延びている。大阪女学院や城星学園など乙女の学び舎が並び立ち、プチな山の手感が漂う。緑が豊かで駅前の喧騒とは隔絶された静かな街並みが続いている。


お目当ての”いもせ”は地図で確認したとおり、玉造稲荷参道沿いの大きな神木を目印にひっそりと店を開いていた。
いもせ”のオーナーは脱サラでこの店を始めたそうで、場所選びのこだわりがぼくの好みとシンクロしてすごくうれしかった。メイン通りから外れた穴場的なロケーションに、蕎麦に対する「技と味で勝負」の意気込みが伝わってくる。

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店構えは普通の蕎麦屋だが、表に昔風の井戸があり、飛び石を踏んで少し入ると、黒い桟と腰板が印象的な旧い民家のガラス戸が見えた。
店内はアンティークなタングステンライトが照らす暖色の色合いがとてもよい感じで、白い壁と古材の質感が美しい。テーブルも長さ5mも有りそうな榎の一枚板が使われていて迫力満点である。
竹須を編んだ土壁や古材を使ってはいるものの、民芸調になり過ぎず、モダンになり過ぎずの絶妙なバランス感がこの店の魅力だと思う。

ぼく自身、蕎麦道はまだまだ初心者であるが、民芸調を脱却した、“いもせ”のようなスタイルの蕎麦屋をみると、カフェもいいけど蕎麦屋もサイコーなどと思ってしまう。

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蕎麦は、せいろ、十割蕎麦の他、ぶっかけ風のものや湯葉とじ、蕎麦がきまで豊富で、柿の葉寿司や出し巻き玉子、焼き味噌などのサイドメニューもしっかり用意されていた。


この日は、ぴりっとした蕎麦が食べたかったので、辛味大根蕎麦を注文。蕎麦が茹で上がるまでの間にと、揚げ蕎麦と蕎麦茶が出されるのも初心者にはたまらない。

肝心の蕎麦は、見た目も美しい細めのしっかりとしたもので、それでいてのど越しの良い、素人でもその価値が実感できるすばらしいものであった。汁は濃い目の関東風で、うっかりつけ過ぎると蕎麦の味がなくなってしまう。
気合を入れて、三分づけくらいで食べた方が、ここの蕎麦には合っているよう思った。辛味大根もきめ細かくおろしてあって、花かつお、針のりとともに名脇役の存在が、主役の蕎麦を際立たせていた。

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蕎麦はひんやりと美味しく食べればいいと思っていたが、
いもせ”に来て、“蕎麦はやっぱり粋に食べてこそ蕎麦!”を改めて実感した。
偽通人を気取ると何と心地いいことか...

”暑い夏に絶品蕎麦を粋に食べる。”
夏のスタイリッシュなすごし方に、“いもせ”の蕎麦は欠かせない。



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●蕎麦切 いもせ
 大阪市中央区玉造2-9-2  TEL 06-6762-5147
 11:30~14:30 17:00~20:30
 定休 / 火曜・第1第3木曜
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by browns_cafe | 2007-08-13 18:25 | 美味しいもの/店 | Comments(14)
爆裂ランチ体験記
体調不良の病みあがりの反動か、無性にお腹一杯食事がしたくなって、思わず飛び込んだ“爆裂ランチ”のレポートです。

まず一軒目は、谷町4丁目の「一味禅」。ビジネス街にあって、夜の営業がメインの居酒屋ですが、揚げたてあつあつの穴子天丼が名物のお店です。

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お昼のピーク時は避けたものの、カウンターは満席。奥の座敷に空席を見つけてあがり込みました。座敷といっても、広間にテーブルを並べただけの雑魚食べ・スタイルですが、見ているとおばちゃんの誘導で次から次へとお客さんが埋まっていきます。座布団を空けて座ろうものなら、「あ~おにいさん、奥へ詰めてね~」と間髪いれずに指摘が入ります。
食事するのも大変だと思いつつ、みなさんが食べている定食をみて、この激戦ぶりが理解できました。
大盛り丼ぶりの海鮮丼が1000円、うに丼は、出荷用の箱ごとどーんと丼ぶりに乗ってでてきます。しかもお値段900円!!スーツ姿の紳士からビジネスマンのグループ、学生、とび職の兄さん、ちょいケバのお姉さんまで、真剣な眼差しで丼ぶりをかき込む姿は、ある意味怖いくらいの迫力です。

ぼくは入る前から決めていた「穴子天丼」を注文しましたが、こちらも運ばれてきてびっくり!!!想像以上でした。30cmほどもある大きな穴子のてんぷらが2本ものっかっていて、これまた大きな丼ぶりを覆い隠しています。肉厚もすごくて、いくらお腹がすいていても、到底入りそうにないボリュームです。
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後から入ってきた初めてらしきOLさんのグループも「穴子天丼!2つ!!」なんて注文していましたが、ものを見たらびっくりするでしょうね。食欲がなくなってしまうと思います。

いやはや、味もいいし、値段はサイコーなのですが、食べている途中で、食べた量と残りの量を比べて絶句し、まだまだ食べつづけなければならないという精神的圧迫にさいなまれること間違いありません。(穴子をあっちこっちしていると、下になったしし唐、かぼちゃ、大塲のてんぷらを発見!恐るべし穴子天丼!!)

でも、お好きな人はこういうビックな丼ぶりがたまらないのでしょうね。30cm×2本の穴子てんぷらなんて軽い軽いと思われる方、我こそはいう方!ぜひチャレンジしてみてください。ホントすごいです!!



2軒目は、日本橋の「釜たけ」。肉吸で有名な「千とせ」の向かいにある讃岐うどんのお店です。

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美味しいという噂は聞いていましたが、食べるのは初めてでした。
迷った末に注文したのは、(温)ちく玉天ぶっかけの大盛りなのですが、こちらも豪快でした。
ぼくは決して小食ではありませんが、この組み合わせは正直辛かったです。
釜たまを注文していた隣の女性客も完食間近かで悪戦苦闘をされていました。

e0113246_151163.jpg有名なお店ですし、味は最高なのですが、注文を間違えるとえらい目にあう事になります。

ちなみにぼくの後で入って来た体の大きな男性は、さりげに冷たいざるうどんの生醤油を注文されていました。
そののど越しよさそうな食べ方と満足げな顔をみて、「あ~ぼくもこれにすればよかった...」と後悔することしかり。
せっかく有名なお店にいったのに、全くいい印象がありません。
次回は、くッとしまった“ひんやりうどん”を生醤油でいただきたいと思います。


以上、爆裂ランチ体験記でした。
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by browns_cafe | 2007-06-23 15:18 | 美味しいもの/店 | Comments(24)
三宮 de パン!
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少し前のことになりますが、パン教室の先生といっしょに三宮のパン屋さんを探検してきました。そのときの写真が整理できたので、記事にすることにします。

阪神間、特に芦屋、西宮界わいには、全国ブランドの有名店から、知る人ぞ知る本格派パン職人の店まで、パン好きの皆さんをうならす話題のパン屋さんがたくさんありますよね。でも、三宮というと、案外パン屋さんの名前が出てこないことないですか??
もちろん、フロインド・リーブイスズベーカリードンクといったメジャーどころは存在しますが、何となくパン屋さん自体が、企業ブランドのイメージに思えてなりません。
この日はパン+スイーツがテーマだったので、阪神間のパン&スイーツに詳しいモモハッピーさんのレクを受けての探検となりました。

とりあえずのコースはこんな感じです。

C・M・H セ・エム・アッシュ (ミント神戸)e0113246_14432413.jpg
  ↓
ブランジェリー・コムシノア
  ↓
*旧居留地*
  ↓
神戸大丸界わい(カフェ・キャトル)
  ↓
マシュマロ浪漫(南京町)
  ↓
*栄町界わい*
パティスリー・モンプリュ
  ↓
ジェロボアム(ワイン・元町駅南)
  ↓
ル・ディマンシュ(トアロード)
  ↓
イグレック・プリュス北野店
  ↓
にしむら珈琲本店

当日は三宮駅での集合でしたが、ミント神戸は11時~ということで、御幸通りのコムシノアからのスタートになりました。
ご存知コムシノアはフィガロ・ジャポンの外国人記者が選ぶ「京阪神の美味しいパン」で総合一位になったブランジェリーで、野菜を包み込んだペストリーが有名なお店です。店の奥にはカフェもあって、パン好きの聖地ですよね。
次の向かったのは、神戸大丸北側にあるチョコレートのモンロワールと雑貨のキャトル・セゾン。今回はパスしましたが、2階のカフェ・キャトルでは東京杉並区にあるチクテのパンを使ったランチが食べられます。これはかなり貴重です。

先生が是非食べたいと言っていた“マシュマロ浪漫”は南京町の神戸コロッケの横を北に上がったところにありました。e0113246_14435139.jpg
入り口がわかりにくく焦りましたが、午前中には売り切れ必死の有名マシュマロなのだそうです。10個入りが300円。これまで食べたマシュマロと口どけ感が違います。確かに美味しかったです、
ランチの後は、栄町界わいを散策しました。栄町といえば、「Cotton Coffee Shop」があったメモリアルな場所ですが、今ではコバコのショップが軒を連ねるおしゃれな街に様変わりしました。レトロなビルや商社、倉庫、飲み屋などがひっそりとあった以前の雰囲気を知っていると辛いものがありますが、それはそれとして散歩コース必須の三宮・元町でもオススメの一角です。



e0113246_14443534.jpg次に向かった「ジェロボアム」は、以前BBSで教えていただいたワインショップで、1,500円~3,000円程度の手ごろなワインがセレクトされています。
場所は元町駅南の飲み屋街にあるので分かりにくいですが、自分で飲むによし、プレゼントによしのとても素適なお店です。もちろんオーナーも素適ですが、買う気がないのなら話しかけないようオススメします。優しげなオーナーの薀蓄を聞いてしまうと絶対数本買う羽目になってしまいます。こちらは実証ずみですのであしからず。(笑)



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トアロードのル・ディマンシュは2年ほど前にオープンした雑貨屋さんみたいなかわいいパン屋という印象でしたが、この日行ったら店構えが大きくなっていました。
2階はイートインのカフェになっていて、行かれた方も多いと思いますが、ル・ディマンシュってパン屋さんぽくないですよね。手さげもピンク色ですし、パン・ブティックというか、あの売り方はぼくにはどうも合いません。でも、おやつ感覚の小さめのパンゆえ、つい買ってしまいました(苦笑)。





午後のお茶に選んだのは、ハンター坂近くの「にしむら珈琲」です。セセシオンのケーキとブレンドコーヒーをご馳走になりました。
にしむら珈琲は、震災の後、2年前の2月に旧店舗を一旦閉め、昨年の5月に新装オープンしたものです。旧店舗最後の営業日に伺ったとき、店長さんから「元のまま復元しますよ。」といわれ安心していましたが、やっぱり改装前と随分雰囲気が変わっていました。昭和喫茶好きには少々不満の残るところです。

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でも、コーヒーは相変わらず美味しかったです。苦味が深い割に後味がよく、ブラックでも、ミルクを入れても美味しくいただけます。コーヒー専門店の自家焙煎コーヒーという範疇ではなく、“にしむらコーヒーという名の飲み物”なのでしょうね。
セセシオンのケーキは、呼び名のとおりドイツ風のスタンダードなもので、ボリュームもあって高級なケーキセットという感じです。大げさに言えば、紅茶よりコーヒーに合うケーキだと思います。
店内は、階層ごとに趣向を凝らしたインテリアになっていて、気の合う友人と何時間でもおしゃべりできそうな雰囲気です。トイレやエレベータも、障害者の方や年配の方に配慮したものになっていて、神戸ブランド「にしむら珈琲」の面目躍如というべき超本格派の喫茶が楽しめます。

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by browns_cafe | 2007-06-09 22:12 | 美味しいもの/店 | Comments(27)



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