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喫茶 星霜
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散歩が大好きでカフェも大好き。
そんなぼくの欲求を満たしてくれるとても素敵なカフェにまたまた出会ってしまった。

場所は、天満橋の北詰を少し西へ歩いたところ。大阪再生のプロジェクトとして注目を集めている「八軒家浜」の対岸にあたる。
天満橋の北詰といえば、かのポンテ・ベッキオの本店があった場所として思い浮かべる人も多いと思う。

大阪のシンボルとも言える大川端の公園には桜が植えられ、午後の陽射しが木漏れ陽となって美しく沿道に差し込んでくる。
この界隈にはアンティークショップやGallery animaが入った安藤忠雄設計のTSビルなど、静かな環境ながら見所は多く、散歩には最高のロケーションとなっている。

喫茶星霜が、オープンしたのは、今年の5月のこと。以前、カフェで働いた経験のあるオーナーが、自分の好きなものだけを集めてこの場所にカフェを開いたのだそうだ。

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外観はいたってシンプルな造りで通りを歩いていても気がつかないかもしれない。ランチメニューを書いた小さな黒板がなければ、カフェとは分からないと思う。ドアの横に「喫茶星霜」と書いた小さなプレートだけが目印になっている。



時間は午後4時。沿道に長く伸びた西陽を遮るようにドアを開けると、目の前に何とも居心地の良さそうな空間が広がった。
白い壁に長い年月を刻み込んだインテリアがゆっくりと映り込んでくる。奇をてらわず、モノとしての存在感だけで構成されたインテリアに、ぼくは感動してしまった。白い壁面を背景に使い込まれたモノの存在感が何とも美しい。


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この店の雰囲気を一番印象づけているのが、背もたれがゆるくカーヴした小振りな椅子。この椅子はかつて日本の女子大で使われていたもので、シンプルなモノとしての機能美がすばらしい。テーブルはこの椅子に合わせてオーダーしたオリジナルで、椅子の高さともマッチして、使い勝手もすごくいい。

インテリアに見とれるのもほどほどに、テーブルについてお目当てのコーヒーを注文した。ラジオから流れるBGMに耳を傾けながらコーヒーを待つ時間の何と心地いいことか...

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「お待たせしました。砂糖とクリームはお使いですか??」と、オーナーのにこやかな笑顔とともにコーヒーが運ばれてきた。

コーヒーは上本町にある「赤い実コーヒー」のブレンドが使われていた。「赤い実コーヒー」といえば、谷町6丁目にある北欧アンティークを扱う珈琲の専門店だが、カフェと珈琲専門店のつながりを聞かせてもらうのは、コーヒー好きにとってもこの上もなく楽しい。丁寧に抽出されたコーヒーは苦みが少なくマイルドでとても飲みやすいものであった。


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いつものように店名のことをオーナーに尋ねてみた。
「フードメニューをたくさん用意できないので、カフェというより喫茶という感じですね。」と笑顔が返ってきた。

なるほどこの店は、欲張らず、媚びることなく、ただただ“身の丈にあった”経営を実現されているのだと思った。

最近、初めてのカフェでハズレが少ない。
カフェブームがひと段落し、ブームで林立したカフェに満足できない次世代のオーナーが自分の理想とするカフェをつくり始めたからではないかと思う。

このカフェのインテリアはぼくが知るカフェの中でもダントツに美しい。
センスがいいとかデザインがどうかではなく、無駄なものを一切排除したところにこのカフェの“美しさと居心地”が存在するに違いない。


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追記
coffee days 始まって以来の一押しカフェです。
coffee daysの管理人として、このカフェを“勝手に”応援したいと思います。
みなさまも是非!


●喫茶 星霜 kissa seiso
  大阪市北区天満4-1-2 天満佐藤ビル TEL06-6354-3518
  open: 9:00 - 19:00 (18:00 last order)
  close: 日曜日


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by browns_cafe | 2008-08-27 22:27 | カフェ/喫茶店 | Comments(30)
Pike Place Starbucks
アラスカ帰りの友人から、シアトルのスターバックス一号店で限定販売されているブレンドコーヒーをもらった。日本でも確か2年ほど前に「PIKE PLACE Roast (限定品)」として販売されていたことがあったが、こういうものをお土産にもらうのは何ともうれしい。日頃から「coffee Love!コーヒー大好き!!」なんて叫んでいると、ずいぶん得をするものだと思った。

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スターバックスは1971年にシアトルのパイクプレイスに一号店をオープンした。1号店は今も創業当時の雰囲気を大事にしていて、ロゴマークも緑色ではなく創業時の茶色を使用している。60年代を描いたアメリカ映画に登場するダイナー用のコーヒーマシンも残されているらしい。

肝心のPIKE PLACE Roast は、スターバックスのオリジナルよりも更に香ばしい感じで、どうやらマシンで抽出するのが良さそうな気がした。豆はよいものを使っているらしく、香ばしいだけでなく後味はかなりマイルド。このあたりの日米の焙煎の違いを楽しむのもいいかもしれない。

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もう一つは、以前シアトルに住んでいた友人(今はシカゴ)が下町のスターバックスで見つけて「わぉッ!ちゃありぃさん!!」と叫んで買ってくれたでっかいマグカップ。1年以上もかけてぼくの手元にやってきたが、今ではぼくの大事な宝物の一つなっている。

スターバックスを生んだアメリカは、コカ・コーラやマクドナルドに象徴されるナショナル・フードの国。コーヒーをライフ・スタイルにまで押し上げた功績は大きいと思う。
店作りに始まって、接客、オリジナル・アイテムや期間限定のブレンドの販売など、コーヒーへのアプローチはいつも冴えている。
いまや世界企業となったスターバックスだが、ぜひとも聖地シアトルに行って、甘いコーヒーの香りに浸ってみたいと思う。



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note.
スターバックスの店名は、ハーマン・メルビルの小説『白鯨』に登場する“コーヒー好き”の一等航海士スターバック (Starbuck) の名に由来しているのだとか...こんな逸話もカフェ好きを刺激しますよね。


●Pike Place Starbucks
1912 Pike Pl Seattle, WA 98101 phone +1 206 448 8762
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by browns_cafe | 2008-08-23 10:37 | coffee beans | Comments(7)
南果 nanka
奈良の高畑から新薬師寺へ向かうゆるい坂道は、ぼくの大好きな散歩道である。奈良の中でも、登大路や奈良町とも違う邸宅の立ち並ぶ閑静な住宅地で、界わいには志賀直哉旧宅たかばたけ茶論など歴史を感じる建物があり、文化的・哲学的な気分に浸りながら散歩を楽しむことができる。

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南果を知ったのは2年ほど前になる。奈良市写真美術館に向かう途中、昭和期に建てられたと思しき旧い長屋に少々チープな手書きの看板が掲げてあるのを見つけたのが最初だった。
当時は、長屋がブームで中崎町、菅原町、空堀を初め、ミナミの路地奥にも長屋ショップが次々にオープンしていた。そんな中で、「高畑でもねぇ...」とそれほど気には留めていなかった。

南果がぼくの中で気になり始めたのは、昨年の秋のことである。名古屋のkajitaコーヒーのHPに、南果でのコーヒーイベントが告知されていた。鎌倉ディモンシュの堀内さんや中川さんのコーヒーイベントは人気があるが、ブルータスのコーヒー特集の巻頭を飾ったkajitaさんのイベントが南果で行なわれることに僕はすごく反応してしまった。

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燈花会が始まる8月の奈良はうだるような暑さで、さすがの高畑も時折タクシーが通るだけで、人影はなし。不安を感じながらも記憶を頼りに高畑を行くと、南果はすぐに見つかった。
ただ、2年前に見た看板はすでに風化していて、「大丈夫か・・」と少々びびったが、せっかくここまで来たのだからと、恐る恐る入り口を探した。

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予想どおり入り口は手付かずの長屋のままで、格子戸を開けるとガラガラと音がした。
店内は、奥に続く通りニワに二間と台所を配した造りで、奥の間には縁側が設えてあった。ガラス障子から見える前栽の緑が真夏を印象的に映していた。

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上がり框に据えられた踏み石の横には、サイズの違うクロックスが2足並んでいた。ぼくも負けじとペパーミントのクロックスをその横に脱ぎ揃えた。
奥の卓袱台ではクロックスのカップルが予約のランチを食べていた。何だかとてもウレシそうな雰囲気で、ぼくも一気に和んでしまった。どうやら女性の方がこの店にぞっこんらしく、異様にテンションが高い。

店内はアートもしくはジャンクなものがあちこちに並べられてある。ぼくはこの雰囲気が苦手ではないが、アートとジャンクのすれすれ感がなんともビミョウな気がした。

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ナカノマの机に腰を下ろして待っていると、奥の厨房から女性が水を運んできた。
 「すみません。コーヒーを下さい。」
 「...ホットでよろしいでしょうか??」
なるほど、この暑い盛りにホットを注文する客も珍しいのかもしれない。

ぼくがkajitaコーヒーの話をすると、「ああ...今日はニ三味珈琲さんのコーヒーをお出ししています。」とのこと。どうやら、南果ではkajitaコーヒーとニ三味珈琲を交互に出していて、今日はニ三味珈琲の日であることがようやく理解できた。

豆を挽く音を耳に、ドリップする様子を想像しながらコーヒーを待つのはいいものである。
厨房の様子が気になったので、室内の展示品を見るフリをして、厨房に近づくと何ともいいコーヒーの香りが漂ってきた。

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出てきたコーヒーは久々に飲んだとても美味しいものであった。
ニ三味珈琲のことは知らなかったが、kajitaコーヒーとコラボイベントを企画する南果のオーナーのアンテナは相当レベルが高いに違いない。

今年の夏は暑い!暑い夏には暑い奈良の熱い南果のコーヒーをお試しあれ。いやはや、ひさびさのNO1コーヒーでした。
   

●南果 nanka
  奈良市高畑町1331-2 TEL 0742-24-7466
  open:11:00-18:00
  close:火曜日(不定)


※冷静になって考えると、チッポグラフィアの次ぐらいの感じです。悪しからず・・(笑)

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by browns_cafe | 2008-08-18 23:00 | カフェ/喫茶店 | Comments(30)
イングリッシュ・ブレックファースト
いや〜いいですね。ホンマええとこです。(笑)
京都のランチでここんとこマイブームになっているのが、三条会商店街309 THE CANTEEN。昨年末の京都の商店街探検で見つけて以来、贔屓にさせてもらっています。
最近発売されたSAVVYの京都特集にも掲載されたらしいので、ブレイクするかもしれませんね。

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広く清潔な店内と丁寧に調理されたポーション少なめのプレートがとっても使い勝手がいいです。どの料理もいいですが、初めて入ったときに食べたイングリッシュ・ブレックファーストが印象的でした。
食材のバランスが絶妙で、複雑なコクのブラックソーセージや酸味が爽やかな温トマトなど、何気なさに奥の深さを感じる逸品ばかりです。


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天井から吊り下げられた照明やシンプルな木調のテーブル、アールのついた椅子が緊張感を和らげてくれますし、テーブルウエアもしっかり吟味された印象があります。

ランチタイムには、お手頃なセットメニューやパスタもありますが、ボードに書かれたその日のオススメの中から食べたいものをいくつか選んでみるといいと思います。夏野菜の冷製スープや鴨のコンフィなど、どれも800円から1000円程度なので、仲間でわいわい色々注文すると盛り上がること請け合いです。

ブラウニーやスコーンなどは女性シェフの担当なのですが、これがまた美味しい!食後のコーヒーも丁寧にサーヴされますし、気軽に本格的なランチを楽しめる貴重なお店だと思います。


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ぼくはダイニング・カフェというコンセプトが苦手なのですが、ここは「食堂カフェ」というか、しっかり地に足のついた料理が何時どきでも食堂感覚で食べられるとてもいいお店だと思います。シェフも研究熱心で、近いうちにソーセージの工房へ修行にいくとおっしゃってました。

イングリッシュ・ブレックファーストはコーヒーをセットして1600円と少々高めの設定ですが、結局満足できるならアリの値段だと思います。ちょっと奮発して英国ビールをチョイスすれば、その日は一日シアワセに過ごせますし、友達にも「ええ店見つけたで~!」と絶対言いたくなるハズでよ(笑)。

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ちょっと“思い込み過ぎ+褒め過ぎ”の感もありますが、ここは個人のブログということで、お許しくださいませ(笑)。チョー!オススメです。



●309 THE CANTEEN  
  京都市中京区三条猪熊通西入ル御供町309  TEL 075-812-0604
  open: 11:30~24:00
  close: 木曜日


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by browns_cafe | 2008-08-09 17:51 | 美味しいもの/店 | Comments(13)
ロータス カラメルビスケット

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喫茶店でコーヒーにおやつが付いてきてうれしくなったことないですか?
ピーナッツ、チョコレート、クッキーあたりなら、あった!あった!と思い出された方も多いと思います。

ぼくが経験した中には、夏みかんゼリー、リーフパイ、煮込んだプラム、メザシが付いてくる喫茶店もありました。ホッと一息つきたいときに喫茶店に入って、コーヒーにおやつがついてくると和みますよね。


みなさんは、ベルギー・ロータス社カラメルビスケットはご存じですか?コーヒーがお好きな人なら一度は目にしたことにある紅い包み紙。成城石井やコーヒー専門店には必ず置いてあるコーヒー用“お茶請け”の定番です。

日本のビスケットに比べてかなり甘めですが、ブラックコーヒーとの相性は抜群で、サクッとした食感も食べやすいです。


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写真にあるカラメルビスケットは、京都のある自家焙煎コーヒーのお店に行ったとき、お土産にと、カートンごといただいたものです。
どうやら、ぼくの事をオーナーが気に入って下さったみたいで、これ以外にもコーヒーに合うという“コアントローたっぷりのアイスクリーム”も出していただきました。
帰り際、ぼくが払ったのはブレンドコーヒーの350円だけ。何とも得をした気分です。

オーナーとの約束があって、お店の名前は紹介できませんが、京都の自家焙煎のコーヒーを飲みに行って、カラメルビスケットが出てきたら要注意です。話好きのオーナーの目に留まったら1時間は帰れませんのであしからず...(笑)。


永く喫茶店を巡っているといろんな事がありますよね。
my coffee days ・・・コーヒーにまつわるこぼれ話でした。



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Lotus Original Caramelised Biscuit

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by browns_cafe | 2008-08-04 20:32 | 美味しいもの/店 | Comments(18)



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