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CC'S / シーシーズ
CC'Sは、僕が京都の喫茶店に目覚めて3軒目に入った喫茶店です。
一軒目が六曜社で、2軒目がイノダコーヒでした。

“自家焙煎コーヒーとAmerican homemade cakeが売りの喫茶店”という記事を見て、京阪三条駅から、どきどきしながらバスに乗った記憶があります。

「落花生」の帰り道、何年かぶりに訪れたCC'Sは、相変わらず丸太町通りに溶け込んでいました。
ブルーのオーニングも、顔をもじったロゴマークも当時のままで、周りの街並みとともに、ノスタルジックな気分が蘇ります。


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窓際の席に、年配の女性と小さな女の子がケーキを楽しそうに食べているのが見えました。
その小さな女の子は、椅子に登ったり、ペーパーナプキンをさわったりと、わざと女性の気を引いているように見えました。それでも年配の女性は何事もないようにケーキを食べています。

ぼくはこういう刹那な光景をぼんやりと眺めるのが好きです。



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僕もさっそく中に入り、壁に設えられた長いすに腰をおろしました。

コーヒーを注文すると、奥から「今淹れますので、ちょっと待っとくれやす・・」という声が聞こえました。

薄暗い店内に、ロゴの入った白いコーヒーカップがとても奇麗に映ります。
初めて来たときに感動した、回るショーケースも健在です。


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帰り際、壁に貼られたメニューの中に「ベーゴーサンド」という文字を発見しました。
  “ベェー・ゴォー...
そう口の中でつぶやいてみると、それが「ベーグルサンド」であることに気がつきました。

なるほど、これが、CC'Sのアメリカンスタイルだったのです。

いいですね。こんな店。
いつまでも続いてほしい、ぼくの大好きな喫茶店です。


●CC’S / シーシーズ
  京都市中京区丸太町七本松東入ル TEL 075-801-4790
  open:10:00~20:00
  close:火曜日



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by browns_cafe | 2009-02-13 20:45 | カフェ/喫茶店 | Comments(16)
落花生
最近、またバンドをやり始めたのですが、そのステージ衣装御用達の店が京都の円町にあります。お店の名前はPORKY’S。アメカジスタイルや所さんの世田谷ベースがお好きな方なら絶対ご存じの有名店です。
そのPORKY’Sからすぐのところに、週末だけオープンするパン屋さんがあるというので行ってきました。


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通いなれた円町界隈はJRの駅が高架になった以外は、いまも昭和の雰囲気が漂う素敵なところです。市内最古の町家・川井家の前を通って、紙屋川沿いを歩いていると、レトロな理髪店を発見しました。
その前に手書きの看板が立て掛けてあり、落花生はすぐに見つかりました。

あたりは、ごくごく普通の住宅地なのですが、よく見ると昭和の町家も何軒か残っているのに気がつきます。
落花生もその一軒をリノベーションしたもので、狭い間口、落花生を型取った看板がとてもいい感じにマッチした素敵な外観です。


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さっそく、暖簾をくぐって中に入ると、通りニワのように奥に長い店内には、“ひょうたんランプ”がいくつも吊り下げられてありました。壁には、ひょうたんの切り込みから溢れ出る灯りの幻想な模様が浮き出ていて、他のパン屋さんとはずいぶん違う印象です。

入るなりひょうたんランプに見入っている不審な客が気になったのか、
「このランプは主人が作っているのですよ。ほら、二階から音が聞こえるでしょ・・」
と店主の佐々木さんから声をかけられました。

パン屋さんに行って、パン以外の事でつながるというのも変なのですが、声をかけてくださった佐々木さんの笑顔があまりに素敵なので、うっかり友達モードに入りそうになってしまいました。

それにしても、モノ作りをしている人というのはどうしてこんなに素敵なのでしょうか?以前、記事にした一乗寺『東風』さんの店主さんもこんな感じでした。


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天然酵母パンは、右手の棚に並んでいて、とても買いやすい雰囲気です。小振りなサイズながら、手に取るとずっしり重いあの感じで、天然酵母+手造り感が伝わってきます。

ぼくがあれこれ迷っていると「皆さん、黒糖クリームパンをお求めになられます。それと、うちのパンはサイズは小振りですが、粉の量はレギュラーサイズと同じなので、少しでもお腹一杯になりますよ。」とパン好きの友達と話している気分で、パンについていくらでも話ができそうな雰囲気です。

結局、黒糖クリームパン、いちじくパン、食ぱん、バナナパンを買いました。


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いや〜いいですね。
値段は決して安くないですが、パンが手作りの“作品”であることがわかる存在感です。

帰り際、「また、二階で作品展をやりますので、おいでくださいね。」という店主の笑顔に、ぼくも思わず、にっこり手を振ってしまいました。
不祥ちゃありぃ探偵。
笑顔の素敵な店主にめっぽう弱いことが、バレバレでめっちゃ恥ずかしい・・(笑)

京都円町の「落花生」は、どこまでも友達感覚が素敵なパン屋さんでした。


●落花生
  京都市中京区西ノ京西鹿垣町18-12 TEL075-822-5090
  open:金曜日・土曜日のみ 11:00-18:00


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by browns_cafe | 2009-02-11 16:07 | 美味しいもの/店 | Comments(17)
喫茶 探偵
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新しい年を迎えて、何かインパクトのある記事をアップしたいと思っていたら、すごーい喫茶店に出会ってしまいました。その名も「喫茶探偵」。
京都市左京区元田中にある純喫茶「三茶」は知るひとぞ知る昭和喫茶なのだけれど、その「三茶」がリニュされて、何とも謎めいた喫茶店に変わっていました。

探偵、純喫茶、京都、元田中・・・
正月早々、こんなに“謎”に満ちた喫茶店に出会えるなんて、何という幸運!・・・と、どきどき感と共にテンションが上がりまくりです!!!!
昭和喫茶を巡っていた頃、“喫茶探偵”を自負していた僕としては、これこそ天命とばかりに、店に侵入しました。

三茶は沼田元氣さんの「カフェロジィ」にも登場する昭和の風情を色濃く残す喫茶店で、10年以上前に閉店して以来、芸術系の大学関係者が出入りしているという噂を聞いていました。
古びた三茶時代のオーニングが、探偵小説の挿画のようなイラストのものに変わり、その外観と「喫茶探偵」と書かれた看板はかなりインパクトがあります。


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店内は、入り口付近が改装されている以外は、まさに昭和喫茶のまどろんだ雰囲気で、天井から吊された照明に紅いライトが混じりあって、何とも怪しい雰囲気が漂います。
エンボスの壁タイル、植物をあしらった木彫りのデコレーション、葡萄や菖蒲を描いたステンドグラス、大谷石、アールヌーボー柄の六角形の布を貼った天井など、昭和喫茶を探偵していた頃の“ときめき”が蘇ってきます。

奥のテーブルに腰を降ろして、コーヒーを注文すると、カウンターで女性のスタッフが豆をミルにかけ、ドリップする様子が見えました。

タンゴのBGMに耳を傾け、目を凝らして辺りを見渡すと、植物の鉢を並べた衝立の奥が、床を一段高くして2人掛けのテーブルと幅の狭いテーブル席になっているのに気がつきました。

その映画のワンシーンのような雰囲気があまりに素敵なので、カウンターの女性にこの店の経緯を尋ねてみると、この店のオーナーが探偵映画の映画監督で、京都に拠点を移すことを契機にこの店を始めたということが分かりました。

壁には『探偵十訓』と書かれた額、棚には007関連の資料が並べられていて、決して、三茶時代のままでないことろがまたまた興味をそそります。

それにしても、想像を遥かに超えた喫茶店です。


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30分ほどしてカウンターの片付が一段落したのを見計らって、ぼくが三茶のファンだったことを告げると、店の女性も「あっ、そうそう・・・」みたいな雰囲気になり、すこし話をすることが出来ました。

三茶は昭和30年代に開店した純喫茶で、年配の女性が一人で切り盛りされていましたが、10年ほど前に閉店してから一時期所有者が変わり、一昨年、現オーナーが「Bar探偵」をオープンしたとのことでした。喫茶を始めたのは、今年になってからで、僕が訪れた時も店の前に開店祝の蘭の花が飾られていました。

喫茶の営業は、朝9時からで、11時までは、バタートーストにコーヒーか紅茶、ゆで卵がついて500円。コーヒーは、オオヤコーヒーの豆を使っていて、深煎りの苦みのある味わいです。他のメニューも今どきのカフェ・メニューではなく、喫茶店を意識した内容になっています。


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いいですよ。
1時間があっと言う間。ほんとに感動で心がうねります。
天井の凹凸や梁を支えるトラスが今はなきみゅーずエリカを彷彿として涙がでそうになりました。

ところで、この店のオーナーは誰だと思います??
かの、林海象監督なのですよ。
林海象監督といえば、永瀬正敏さん主演の「濱マイク」で探偵映画を撮られた超大物監督で、今は京都造形芸術大学の映画学科長をされているそうです。そして店の女性は、監督の奥さんでした。

いや〜!今年は春から縁起がいい。コーヒーデイズをご覧いただいている喫茶好きの皆さんは絶対に行かなくてはいけません。いや絶対にいってみてください。「喫茶店」という想像を越えてます!


(追記)
実はこの店の奥に美術スタッフが造ったという隠し映写室があるのですが、こっそりその部屋を見せていただきました。これが又カッコ良すぎ!
でも内容は秘密ですよ。こんな体験ができるのも“昭和喫茶探偵”の役得ということで・・(笑)


●喫茶 探偵
  京都市左京区田中里ノ内町26 TEL075-334-5418
  open: 9:00~18:00
  close:日曜日


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by browns_cafe | 2009-02-01 14:08 | カフェ/喫茶店 | Comments(19)



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