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Good!モーニング
コーヒー大好きの同僚に「私は好きです。」と教えてもらったコーヒーショップである。彼女はコーヒーが美味しかったという理由で結婚式場をニューオータニに決めたぐらい、コーヒーの味にはこだわりのある一人で、この情報にはすごく期待がもてる。

場所は、彼女の実家のある堺市長曽根町。近年、地下鉄の開通によって開発が進んだ地域で、幹線道路沿いの電化ストアや輸入車ディーラーの大きな看板が目を引く。
そんな新しい街と住宅地が混在する一角に「夢珈」はあった。
一見普通のコーヒーショップに見えるが、実はコーヒー関連器具を製造販売している会社の大阪支店に併設されたアンテナショップで、店長もこの会社の社員が研修を兼ねて任されているようである。

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この日のオーダーは行く前からモーニングと決めていた。日曜日の朝にコーヒーショップで美味しいモーニングを食べるというのはなんとも気分がいい。ビジネス街の一息カフェとはまた違った、ゆるいお出かけ気分がたまらない。

店は間口を大きく開け、壁面をガラス張りにした開放的な雰囲気で、明るい日差しが心地いい。カフェは厨房前のカウンターと分煙されたテーブル席からなり、豆を売るショップ部が見栄えよくレイアウトされている。

お目当てのモーニングは定番のトーストセットからクロック・マダム、ホットサンドまで数種用意されていて、どれもコーヒーがついて610円まで。ボリュームたっぷりで、しっかりとお腹に収まる。
二杯目のコーヒーも用意されていて、こちらは150円。ハウスブレンドはモカベースのまったりしたタイプで、ストレートよりクリームを入れて飲むほうが美味しい。

Good!モーニング_e0113246_937228.jpg

日曜日の午前10時30分。店内はほぼ満席で、家族連れやカップル、ぼくみたいな一人客もそれぞれ自分の時間を楽しんでいる雰囲気が伝わってくる。

この店を教えてくれた同僚は「小さな子供がいるので、静かな店には行けないけれど、この店なら気兼ねなくコーヒーを楽しめます。」と話してくれたが、確かに普段使いのコーヒーショップとしてこの店の価値は高いと思う。明るい店内、広いトイレ、豊富なメニュー、安い値段、美味しいコーヒーと当たり前のことがきっちりと守られているのはすばらしい。

京都や神戸の有名店にコーヒーを飲みに行くのもたまにはいいが、やっぱり近所で気軽に楽しめるコーヒーショップにかなうものはない。こんな店が近くにあったら、日曜日の朝がきっと待ちどおしくなるに違いない。

珈琲豆処「夢珈」 〒591-8025 大阪府堺市長曽根町382-2
# by browns_cafe | 2007-02-12 09:38 | カフェ/喫茶店
「東京の小さな喫茶店」
「東京の小さな喫茶店」_e0113246_19574355.jpg 喫茶店好きのぼくが一番影響を受けた本である。発刊は1994年の11月。都市周辺にエポックメイクなカフェが出来始めた頃である。

 著者の常盤新平氏は、ニューヨークを描いたエッセイで有名であるが、その感性は東京の喫茶店でも、コーヒーや器でなく、喫茶店を営む人々・街のぬくもりに向けられているのがすごい。
 喫茶店案内やコーヒー屋巡り本だと、本屋で立ち読みするだけで買うことはないが、この本は廃版になってからも、何となく手元に置きたくて、ネットや古本屋で見つけるたびに買ってしまい、気がついたら3冊も手に入れてしまった。

 久しぶりに本棚から出した保存用の一冊は色やけもなく美しく、そのシンプルな「東京の小さな喫茶店」というタイトルが何ともいとおしい感じがした。たかがエッセイとはいえ、人生の20分の1を喫茶店で過ごしているという常盤氏の文章を読んでいると、東京市井の小さな喫茶店で繰り広げられる、時のうつろいを共有しているかのような気分になってくる。

 本の帯には、東京山手線のイラストに、登場する喫茶店の名前がちりばめられている。
常盤氏がこの本の執筆にあたって、お気に入りの喫茶店をあれこれ思い描いたんだろうと想像するだけでどきどきしてくる。

 “よい喫茶店と出会うことは人生にとってすばらしいこと。” そんな気分に満ちた静かな小作品には、喫茶店とそこで出会った人々への常盤氏の思いがいっぱい詰まっている。
# by browns_cafe | 2007-02-10 20:08 | 写真・アート・books
ときどき・はちはち
京都好きの友達を案内するカフェとして、いろいろ考えた末、ひらめいたのが西陣にあるはちはちインフィニティである。名前からしてイマドキ系のカフェっぽい感じもするが、コンセプトはまったく正反対で、ぼく自身いまだに、この名前の意味がよくわからない。ただ、京都好きを驚かすには格好のエトランゼ・カフェであることは間違いない。

ときどき・はちはち_e0113246_2354643.jpg


いつものように記憶を頼りにたどりついた“はちはち”は以前にも増して隠れ家のオーラを放っていた。廃墟めいた一軒家の前に立つと、入りづらい、訪れた人を拒絶するような雰囲気がある。
友達の不安と期待に満ちた視線を受けて、格子戸をあけて中にはいると、客はなく、早速座敷へと滑り込んだ。照明は薄暗く、ミニマムな日本家屋の設えがとてもいい感じである。

静けさの中で声をひそめてじっとしていると、ここがカフェであることを忘れそうになる。タイミングを見計らって厨房でパンの仕込をしているマスターに声をかけ、コーヒーをオーダーした。しばらくするとスライスした田舎パンといっしょにオーガニック・コーヒーが運ばれてきた。

コーヒーは本格的なドリップではなさそうであるが、なかなか美味しい一杯である。添えられたパンもほのかに天然酵母の匂いがして独特の歯ごたえが美味しかった。

この場所の雰囲気になじんだ頃、一人の外国人男性が入ってきた。柔和な笑顔の紳士に思わず、「こちらへ座られませんか。」と声をかけた。男性は長い間京都に住んでおられたようで、その知的で流暢な日本語での受け答えにとても楽しい時間をすごすことができた。

時間もそろそろなので、マスターにお金を払い、帰り際、コーヒーが美味しかったことを告げた。
するとマスターは「みなさん、美味しかったといわれますけれど、コーヒーもパンも普通です。キャンプで食べるカレーが美味しいのと同じですよ。雰囲気でしょ...」と全くつれない返事。なんとも不思議なマスターである。でも決して嫌味な感じがしない。もしかしたら、マスターはこの西陣の真ん中で仙人のように悟りを開いたのかもしれないなどと想像してしまう。

こんなに友達をびっくりさせられるカフェは他にないと思う。興味がある人はぜひ、西陣でエトランゼ気分を味わってほしい。

PS.
2年前に初めて行ったときのオリジナルレポはこちらで。
http://www.paw.hi-ho.ne.jp/browns_cafe/kyoto32.htm
# by browns_cafe | 2007-02-02 23:10 | カフェ/喫茶店
Restaurant Maekawa
1月生まれつながりで、京都へ行くことになり、今回ランチに選んだのが、祇園新橋近くの「レストランmaekawa」。京都の情報通から教えていただいた評判のよいフレンチレストランである。
シェフ志望のK君とMIUMIUで身を包んだおしゃれなIさんと3人で京阪淀屋橋駅で待ち合わせ、五条大橋から三年坂、石塀小路と散策し12時を少し回ったころに目的地の祇園新橋についた。
maekawa は縄手通りの商業ビルの一階奥にあり、ロケーションはイマイチだが、美味しいものを気軽にわいわいという向きにはなかなかいい感じの設えである。
生憎、予約が一杯でカウンター席になったが、この手のレストランはカウンターを楽しむのもいい。前川シェフと白のハンチングの女性スタッフの並びがカッコよく、とても勢いを感じた。

Restaurant Maekawa_e0113246_23392087.jpg


料理は3675円の新橋コースをお願いした。アミューズから始まって、魚、メインの肉料理、デザートまで、全6品のランチにはちょうどよい内容となっている。
どの料理もフレンチをベースに京野菜をアレンジした細やかなもので、やさしい味付けが美味しかった。京にんじんやかぶら、えび芋と日本料理さながらではあるが、あくまでフレンチになっているところがすごい。フレンチを京野菜でごまかした創作料理では決してない。

食べ終わって、「体が元気になりましたね。」とテンションの上がること、上がること...
お箸で気軽にいただけるフレンチとしてどなたにでもオススメできる名店です。

Restaurant Maekawa_e0113246_23394224.jpg


http://www.gion-maekawa.jp/about/index.html
# by browns_cafe | 2007-01-30 23:43 | 美味しいもの/店
バーンホーフ三番街店
バーンホーフ三番街店_e0113246_12592981.jpgシアトル系カフェで和めない僕にとって、梅田界隈の“一息カフェ”として最近お気に入りの一つになっている。
コーヒー豆を売る店舗に併設された、カウンターに4、5席だけのミニマムなカフェスペースで、コーヒー専門店らしく後ろの棚には瓶に入ったコーヒー豆がずらりと並んでいる。
コーヒーは焙煎によって分類され、その月々のスペシャルティ・コーヒーも選ぶことができる。オリジナルのバーンホーフ・ブレンドは、コクと苦味にこだわった濃い目のタイプで、コーヒー好きの舌に合うと思う。ぼくの好みは中煎り系のグヤ・マウンテンとハワイ・コナ。濃く抽出される割には苦味が少なく、軽い口当たりが気に入っている。

店には店長の他、2、3人のバリスタがいて、時間帯によって受け持ちが変わるようである。初めていったときに、髪を一つに束ねた清楚な感じの女性バリスタに煎れていただいたが、その時の香り高い一杯がぼくにこの店を印象付けた。

ポットの温度を確認し、ドリップに少しづつお湯をそそぐ真剣な眼差し、その一連の作業には無駄がなく、コーヒーを飲むためのお作法のような感じがして、とても気分が盛り上がる。
この店には度々訪れているが、出てくるコーヒーが少々ぬるめに感じていたので、試しに「少し熱めで...」とお願いしてみた。するとその女性バリスタは「わかりました。あつあつですね。」と笑顔で対応してくれた。こういう細かい注文ができるのもカウンターのよいところである。

帰り際、店長から福島にある本店のカードをいただいた。これまで、何度か足を運んでいるが、こちらもコーヒー好き、カフェ好きをくすぐるよい店である。

この店を利用するようになって半年くらいになるが、オーナーは、かのカフェ・バッハで焙煎技術を学ばれたということを聞いた。カフェ・バッハの流れをくむコーヒーが大阪で楽しめるとは...やっぱりコーヒーは奥が深い。
# by browns_cafe | 2007-01-28 13:00 | カフェ/喫茶店



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